GUNDAM SEED IMPRESSION

〜運命感想ネタばれ有り〜



■PHASE-41 『 リフレイン 』

ディアミリ祭り〜♪♪♪ (えっ?) キラくん、グッジョブ!!
この際、回想シーンでもなんでもOKです!(←末期) 二人を同時に画面に出してくれてありがとう〜!
(修羅場シーンでしたが) フレイもトールも、ナタルさんもサイも、ピアニストなニコルも出てきましたよ!
よかった〜、ちゃんとリアルタイムで最後まで見て♪ 前半のアスランの独白が、なにが言いたいんだかサッパリ理解できなかったので、後半も彼がぼやいているだけなら、先に晩御飯の用意でもしようかなんて考えてたんですよ〜、あはははは♪

OP画像、差し替え。
カガリの背景が、アカツキに変わっていましたね。確信犯で、本編に登場するまでは出さないとかだったら、製作者さん味なことするな〜と拍手モノなのですが……どうも単に時間が足りなくて後手後手なだけみたいですね、あちこちの掲示板やら見ていると (汗)
ある日、ひょこっと金銀コンビのカットとか入らないかな〜、今期、EDにしか出ていないもんなぁ。

前半、アスラン独白
すっ飛ばして、後半のキラっつーか、ディアミリ医務室シーンについて語ってしまいたい、今日この頃。
なにしろ、尊敬してます 『種の証』 さんすら、とうとう考察スルーされてしまいましたよ!
(がびーん) 総集編としてみればキレイな作りだったと思いますが、映像はすべて使い回し、カガリVSシンの描写一切なし。これは確かに、放棄したくなるかもなぁ……管理人とて、後半もアスランのモノローグだったら投げていたかもしれません (苦笑)

んで、その独り言の内容ですが。
身もフタもない表現をしてしまえば、議長にあんな形で切り捨てられても、これまで自分が踊らされていただけと認めたくない、アスランの自己弁護にしか聞こえないので、

ツッコミ大会を開催します

『俺はなんで、こんなところにいるんだろう……』

ザフト脱走して、メイリンちゃん巻き込んで、シンに撃墜されて、キサカさんに命拾われた結果ですよ!
『確かに焦っていたのかも――なにも出来ないでいる自分が嫌だったのかも――それでも、出来ることがあるはずだった』
“出来ること” だったアスハ代表のサポート放棄して、復隊しちゃったんでしょ!
『すべては俺の甘えだったのかも――メイリンまで巻き込んで――』
“かも” じゃなくて、そのとおりです! 
『明確な答えが欲しかった――だから、議長の言葉を信じたのかもしれない――縋るべきものとして』
あー、まさにそんな感じですね。
『いや、その言葉に真実を見たからこそ、俺は』
ほほーう。なんですか、その “真実” って? 具体的な言葉で50字以内で説明してくださいよ。
『戦争を止めるには、戦う他に道がなかった』
そういうことを、前作で散々続けてきて、それじゃダメだって痛感したんじゃなかったんかい!
『キラは戦場を混乱させるばかりだった』
いやいや、あなたが三隻同盟に合流して、ヤキン・ドゥーエ攻防戦でやったことと、あのときのキラたちの行動は、主旨まったく同じでしょうが。
『俺には、キラが分からなくなった』
『俺とキラの道はぶつかり合うはずがない、同じ方向に向かっているはずなんだ!』

うーわー、前作序盤の思考に戻ってるよ、このひと。
『(議長の言葉の)裏にある真意を知ったとき、なにもかもが信じられなくなった』
そりゃあまた、随分と薄っぺらいものだったんですね〜、あなたが議長の言葉に見た “真実” とやらは。
『脱走したわけじゃない――真実を知りたかっただけだ』
誰がどー見たって、あれは脱走だってば。
議長やレイに食って掛かっても、論戦じゃ分が悪くて、末期に八方塞りだったところに、先手打たれて追っ手が来ちゃったから逃走したんでしょうが。真実を知りたかったんなら、平静を取り繕って議長に心酔しているフリをして、内部から情報を探るくらいしましょうよ! 説得力ないよ!
(性格的に無理っぽいけど)

そんなこんなで、ぼやき続けたアスランは、結局なんの決意もせず悟りもせず、後半へ突入。

キラにバトンタッチ
前半とは打って変わって、キレイにまとめてくれました。キラ・ヤマト氏。
ちゃんと、かつての仲間や宿敵を思い出しつつ、己の立ち居地と信念を、明言してくれました。僕たちには、戦うことしか出来ないのかもしれないけれど、ラクスやカガリは平和のため、武力ではなく言葉で理解し合うことを望んで、がんばっている。だから、彼女たちの想いを否定し、危害を加えるものは許さない
(運命28話のときのように、たとえ相手がアスランであっても……ってことですね)
ウズミ様の言葉を覚えている? 君も、そう思ったから、ずっとオーブに留まって、カガリと一緒に頑張ってきたんじゃないの?

君は僕に似ている (?)
第四期EDのタイトルですが――アスラン、キラ、そしてシン――主役クラスの三人を、どう組み合わせても、似たもの同士というよりは、
鏡合わせの対照的な存在に映ります。
生い立ちと決別して、未来を見据えているもの。現在の情勢に左右されて、未だ迷走するもの。過去に囚われ、しがみつき続けるもの。
望めば傍にいられたであろうに、離れてしまったもの。亡くした痛みを知るからこそ、もう二度と剣を振るうもの。
他の道を知らず与えられず、戦い続けるもの。裏方に甘んじるには、あまりにプライドが高すぎたもの。叶うことなら、静寂の中に身を置きたいもの。
揃いも揃って、大切なひとを守りたくて、平和を望んでいて、それでも生まれ持った資質は “戦士” として最適なもので、MSに乗っている。
確かに似ている部分もあるけれど、そのために歩く道や物事の優先順位は、見事なまでに違う。

“アークエンジェル” に合流して、キラとアスランの道は再び交わったようにも見えますが、やっぱり
完全に一緒ということは有り得ないんですよね……それは双方の性格だったり、育った土壌だったり、価値観の違いから来るもので。
そういう差異を尊重することを、
悪気なく疎かにしてしまいがちなアスランは、やっぱりプラント育ちで軍人気質のお坊ちゃんなんだと思います。
ナチュラルに囲まれて暮らしていたキラや、特に生粋オーブっ子のカガリは、異なる価値観に対する許容範囲が広い。
その二人に比べると、アスランは画一的な思考に陥りやすいから、前作でのキラや、今作で双子たちと道を違えたときのような事態に直面すると、どうしておまえが、なんで俺の敵に回るんだと戸惑い、混乱する。
ここ20話ほど、いったい前作でアスランはなにを学んだんだ……? と、管理人は首をかしげていましたが、三つ子の魂百までもという諺があるように、培ってきた性格というものは、十代半ばから後半になってしまうとそう簡単には変えられないものなのでしょう
(ああ〜、ホントに身もフタもない)
目指す場所が同じなら、辿る道も同じはず――というような物言いを、いつだったか議長、それにアスランもしましたが。他人に迷惑をかけない形なら、それぞれ好きな方法で、正しいと思うやり方で、平和を目指していいはずなんですけどねぇ。

……で、その
“迷惑をかけない形” が唯一あるとすれば、話し合い。
連合に加担してしまったオーブ軍を前に、止めろ止めろと叫び、戦場に出たものの誰を撃つことも出来ず泣き崩れていた、カガリの行動が、そうなんだと思います
(シンは激怒し、アスランも海岸の再会時に手厳しいことを言っていましたが)
それで和解できることが理想で、それが無理ならば、カガリやラクスを死なせるわけにはいかないから、自分が戦う。汚れ役を引き受け、取り返しのつかない事態に陥ることだけは防ぐ――平和のためにと武器を振りかざす時点で、自分も連合も、プラント
(デュランダル) も間違っているのだろうけれど。それしか方法がないときもあるから。
キラは、そう考えているのかな……と思います。これまで、そういうことを対外的に一切語らないものだから、ミネルバクルーあたりからすれば、ただ暴れているようにしか見えないのが問題ですが。
弁舌達者な議長に比べ、AAサイドは、主義主張に関する発言が激しく不足しているんですよね〜。ちゃんと説明しないと、視聴者だって分かりませんよ……憶測は可能ですが、ここで語るとキリがないので、クロニクルの方で勝手に補完することにします。

来週は、かなり急展開でシナリオが進みそうで、楽しみです♪
しかし、あんな重傷怪我人だったアスランが、すぐさまジャスティスに乗れるのか……?

余談。
ザクザクキャンペーン……あのEDをBGMに
『塗り絵ハガキのスクロール』 はないと思いますが!? (汗)
雰囲気ぶち壊しですよ〜、この時期に総集編を入れたことより問題なのでは?



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