GUNDAM SEED IMPRESSION

〜運命感想ネタばれ有り〜



■PHASE-45 『 変革の序曲 』

ザフト軍VSレクイエム

第二射が撃たれて、ディアイザとルナが機体ごと消し飛ばされてしまうんじゃないかと、びくびくおどおどしながら観ておりました、冒頭の攻防戦。一番危なっかしかったルナは、シンのサポートもありなんとか生還。ディアイザは、相変わらずのコンビぶり♪ ジブリールさんの神業的逃げ足は、レイの前では通用せず、前作のサイクロプス犠牲者に負けず劣らずの形相でお亡くなりに……怖いですよ怖いですよ、夕食前に観るべき番組じゃないよ、これ!
物騒な飼い主を持ってしまった黒猫ちゃん、野性の本能で、オーブにいた間に逃走してたらいいなぁ……がたがたぶるぶる。

シンルナ&レイ
やっぱり、縋るものが欲しい者同士が縋りあっているようにしか見えない、シンとルナ。管理人が、ステラ好きだったので、素直に観ていられないせいもあるでしょうが、互いへの気遣いが恋愛感情によるものとは思えない。シンは、ステラやマユの、ルナは、死んでしまったかもしれないメイリンの代わりに、保護対象と心の支えを求めているだけのような気がします……まあ、前作のキラフレのように
、純粋な恋愛感情じゃないところから始まって芽生えていく関係も有りでしょうけど。管理人には今のところ、あの二人の間柄は家族愛に近いもののように見えます。
そんな二人を見る目が、妙に冷めているレイが怖い……。ジャマなの? もしかしなくてもルナがジャマなの!? やめてね、メイリンに続いてルナにまで銃を向けるのは止めてね!?

ミーアちゃん、バカンス
ビキニ姿でくつろいでいる場合じゃないよ、逃げないと! ……と思うけれど、ラクスとして議長側に残ることを選択したのは、彼女自身。アスランがとんずらした今、味方になって助け出してくれる第三者がいるはずもなく、さらに駄目押しな感じの予告編……ハロって……(汗) なんだか 『残る命、散る命』 と同じくらい、先の展開が予測されて嫌なんですけど!? あああ、ディアイザが出ていなくても観るの怖い〜っ……そういや、前作終盤もこんな気分だったなぁ (滝汗)

チェスゲーム
プラントが破壊されたことも、ジブリールの死も、すべて計算の内だったらしく余裕でふんぞり返っているデュランダル議長。彼にとって、唯一のイレギュラーがラクス暗殺の失敗だったのでしょうが、それすらもう大した脅威ではないと考えているように見えます。彼の荒唐無稽な思想に比べれば、
まだクルーゼ隊長の主観&体験による暴走の方が理解できる気がする……(汗) このひと、完全に遺伝子によるコントロール下に置いた世界で、なにを得ようというのでしょう??
今回、ワンシーンだけ写真に出てきた 『子供』 を選んだ、タリアさんの気持ちを操って手に入れようというんでしょうか? それとも運命に翻弄された側から、翻弄して悦に浸る立場に上り詰めようとでもいうんでしょうか? どっちにしても虚しいなぁ、それ……。
欲しいものを手に入れるため躍起になってるうちは気づかないでしょうが、いざそうなってみたら、
いかに自分が孤独ですっからかんな男か痛感すると思うんですけれども。やっぱり、議長を止められる人物がいるとすれば、タリアさんだけなんだろうなぁ。

カガリの選択
アカツキをネオさんに託し、戦闘の被害に混乱するオーブに残り、おそらくは心の支えであった指輪を外す道を選びましたね、カガリ。成長したなぁと思います。前半〜中盤、散々な目に遭ってきましたからね〜……ホントに(感涙)
国家元首である自分が、この状況下で国を放ってAAと行くわけにはいかない。誰に頼らずとも信念を貫けるほど強くならなければ、コーディネイターであり、パトリック・ザラの息子でもあるアスランへの恋心を公言する資格はない。そう思ったのかな。
ちょこまかおジャマしている巨大掲示板では、アスカガ破局やら、これでアスメイ路線確定というご意見を、けっこう見かけるのですが……管理人には、そういうことには見えませんでした。アスランと別れるつもりなら、カガリの性格からして指輪はきちんと本人に返却するでしょうから。
『あいつ、頼むな』 というメイリンへの台詞も、本当は自分がそうしたいけれど、出来ないから。彼女はアスランのことが好きで、可愛くて優しい子で、しかもコーディネイター同士。一度はユウナと結婚しようとして、しかもアスランより国のことを優先してしまうような自分に、彼はもう嫌気が差してしまうかもしれないけれど、オーブのことだけはどうしても譲れないから――それで、アスランが自分よりメイリンを選ぶことになっても、きちんと事実を受け止めるしかない。
そういう歯痒さや悔しさ、不安とかの感情が高ぶって、去り際のカガリは泣いていたんだと思います。

…………一方で。
いいの? と問うキラたちに対し、焦らなくていい、夢は同じだと微笑むアスラン。ええ、そうでしょうよ、カガリはあなたのことが大好きですよ! だからって、
なんであなたが余裕ぶっこいてるのさ!?(怒)
あの受け答えからして、アスランは、カガリから何を聞いたわけでも、なにを話したわけでもない様子。
ユウナ・ロマと結婚しかけた一件について、きちんと理解を示すシーンは以前ありましたが……それでも俺はおまえが好きだ、とか、カガリの不安を払拭するようなことは一切なんにも言ってあげてませんね。描写がスルーされたわけじゃなく、あれは間違いなくな〜にも言ってないです。ええ、肝心なところで言葉が足りないアスラン・ザラですから!!(爆)
いつまでもいつまでも相手の好意に甘えてんな、こらぁーーーー!!
ぜーはーぜーはー……
(←管理人、激しく息切れ) 
ふ……ふふふ……そんな悠長なこと言ってたら、思わぬところからトンビに油揚げ掻っ攫われるんだからねーー!!(←捨て台詞)



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