GUNDAM SEED IMPRESSION

〜運命感想ネタばれ有り〜



■PHASE-49 『 レイ 』

いや〜、今回もツッコミどころが満載でございました! 種運命。10文字以内で簡単にまとめると、
ディアイザ万歳。完
……ディアミリ中心サイトとしては、これで良い気もするけれど。それだと感想コーナー置いてる意味が無くなっていまうので、お一人ずつハリセンでどついてみようと思います。

いやあの、ラクス様? いきなりンなこと言われましても……(汗)
身代わりとされた少女の死を目の当たりにしてから、すっかり激怒モードの歌姫様。
言葉遣いこそ丁寧なものの、表情怖いです。語調が怖いです。お仕事で出撃したザフトの軍人さん方相手に、めっさ命令口調です。
『大量破壊兵器はこの世に存在してはならない。だから、レクイエムを破壊します。平和を愛しているなら道を開けなさい』
短くまとめるとこんな感じでしょうか……まあ、お言葉そのものは正論に聞こえるんですが……。
アークエンジェルとかフリーダムとかジャスティスとかエターナルとかドムドムドムはOKなんですか? 平和主義のラクス様親衛隊が持ち主だから例外なんですか。そうですか。
お叱りを受け、このまま戦っていいのかためらう軍人さんを、同僚さんが惑わされるなと諭します。そんなお二人をバッサリぶった斬りましたのは、出戻り二度目のハツカネズミA氏。機体名・無限正義。ジャマする奴らは瞬殺。迷ってる人も瞬殺。区別つかないからしょーがない。時間ないからしょーがない。戦争だからしょーがない。
歌姫の言葉に耳を貸してしまったがために宇宙の塵と化した僚機を目撃した、ザフト軍兵士の皆様は、きっとこう思ったことでしょう。
『あれはロゴスだ! ラクス様の名を語る偽者だっ! 騙まし討ちとは卑怯な真似をぉーー!!』
本日、ラクス様の演説の説得力、マイナス100ポイント。原因 : アスランの間の悪さ

エターナルに、ルナ搭乗機となったインパルスが接近してきます。
『お姉ちゃん?』 と反応するメイリンちゃん、ちょっと待って。インパルスがルナに引き継がれたのは、あなたが撃墜された後だった気がするんですが……?
ああ、そうか。シン&レイが新機体を受領したら、
(お古で合体に時間がかかる) インパルスがルナの物になることは、だいぶ前からの決定事項だったんですね? なにせ、情報のエキスパートだもんね、そのくらい知ってておかしくないよね。超能力者じゃあるまいしね。だけどさ、
えーっと、あのメイリンちゃん。いきなりンなこと言われても……(汗)
なんで戦うの、どのラクス様が本物か、なんで分かんないの!?
アスラン尾行任務で得た情報を、ルナが妹には漏らしていたのであれば、会話の意味は通りますが。そうでないなら、脱走兵がなにを訳の分からないことを! というお話。
そしてそして。メイリン生存に動揺するルナに、容赦なく襲い掛かるドム軍団。
『やめてよ、あれに乗ってるのは、私のお姉ちゃんなのよ!』 などのフォローすら入りません。かわいい妹の登場に、さすがに気が散っていたルナマリアさんは、よってたかって蜂の巣にされます。彼女は、きっと痛感したことでしょう。
『やっぱり、ロゴスに洗脳されていたのね、メイリン……! 私の気を逸らして、その間に仲間に攻撃させるだなんて、いい根性してるじゃない!?』
本日、メイリンちゃんの 『お姉ちゃん』 コール効果、マイナス100ポイント。原因 : 手加減無用のドム三人組

デスティニープランの担い手
タイトル 『レイ』 というだけあって、ようやく具体的に語られました、彼の行動理念。
管理人はこれまで、レイは議長の命令で、シンを戦闘マシーンに仕立て上げるためだけに、あれこれ策を練っていたんだろうと勘繰っておりました
(特に、打倒フリーダムのあたり) ……が、ここに来て、ちょっと認識を間違えていたのかな、と思いました。
シンを、議長のために戦うMSパイロットにしようとしていることは確かでも、そこには、シンの人生を台無しにして、彼を不幸しようとする意思はこれっぽっちもないのでは、と。レイは、彼自身の出生に纏わるあれこれの経験から、議長に従って、デスティニープランに従って、そうして生きていくことが人間の幸せだと信じて疑わないのではないかと、ふと思いました。
理不尽な世界に傷つけられたもの。自分。エクステンデッドの少女、ステラ。それから、家族を亡くしたシン。二度とこんな境遇の者が現れないようにという、彼の言葉は、建前でもなんでもなく真意のような気がします。
デスティニープランが、レイの望む世界を実現してくれるかっつーと、これまた皮肉なことに土台無理な話でしょうが……。
現実に、幼いレイを助けたのは議長。だから、彼に任せていれば大丈夫。レイの思考回路は、それで完結しているんでしょうね。そういう生き様を考えると、なんだか物悲しいです。

あのとき、あなたは僕を守ってくれなかったじゃないですか
あなたが正しいと言うのなら、なんで守ってくれなかったんです! ……と叫んだのは、とあるマンガの登場人物、瀬田宗次郎くんでございました。
別にこんなこと、シンは言ってないけれど。
序盤から、カガリ、アスラン、その他諸々に向かって、彼が怒鳴り散らした台詞の数々の、裏に込めた気持ちはこういうことなんじゃないかと勝手に思ってます。
あのときのカガリは、彼に答えを示せる状態ではなかった。アスランも、そして他の誰も、背中で語る大人には程遠かった。
抵抗を感じる内容だろうとなんだろうと、戦争を終わらせて平和をもたらす具体案を明示したのは議長だった。
それで、シンが議長側に留まるのは、無理からぬことだと思います。ここでデュランダルの思想を否定してしまえば、これまでの自分をも否定することになる。そして、間違ってるから止めろと叫ぶAA側は、なんら世間的に説得力のある行動も声明も出していない。まともな常識と判断力を持ち合わせているタリアさんですら、協力者として動かすには
決定打が足りない。
……誰が悪いわけでもない。まーさーしーく、レイの台詞がぴったりな状況です。

デジャヴュの青年
アカツキ譲渡されたときから、もしかしたらと思っていましたが。
ローエングリンの悲劇再来と思いきや、またもや不可能を可能にしてくださいました、ネオさんあらためフラガ兄貴。ご存命の経緯は、回想シーンでおしまい。あとはそれぞれ好きに解釈してと……? そうですね、残り時間少ないもんね
(禁句)。ましてや、バルトフェルドさんと男同士の会話なんかしてる余裕ないよね、うん。
正直、管理人は、
一度失った記憶というのは戻らないものだと考えてるのですが。マリュさんが幸せそうだから、ここは素直に喜んでおくことにします♪ (←だったら最初っから突っ込むなよ……)

むしろ殴ってください、イザークさん!!

状況は、ヤキン・ドゥーエ攻防戦のときと同じ。半端な実力のヤツが出てくるとケガをする。歴戦の隊長さんはよくお解かりです。母艦ヴォルテールに後方待機を命じて、自らMSで出撃です。
本当は、女の子を危険な戦場に連れていきたくないからなのですが、自分とディアッカが出撃してしまうと隊員たちをまとめる者がいなくなるから、という尤もらしい理由をつけて、シホさんにはお留守番を命じたそうです
(なんでいないの、なんでいないの!?)
アスランを殴りたいとのこと、ぼっこぼこでお願いしますww さすがに戦闘中はそれどころではないでしょうから、最終話のラストシーン、夕陽の川原で根性たたき直してあげてください☆
(無理)

かっこいいよかっこいいよ、ディアッカ!

逐一ここで詳細を語る必要もありませぬ。余裕です。悟ってます。イザークさえ手のひらの上で泳がせてますww
オーブ=ミリアリア オーブを撃とうとするもの=ぶっ飛ばす
それでこそディアッカです♪
しっかし、これ……空白部分を勝手に想像しながら観ている管理人からすると、彼らの行動はとても自然な流れなのですが……純粋に本編を楽しんでいる方々には、ディアイザの唐突な行動の理由、さっぱり分からないんじゃないのかしら??
(特に前作を知らない視聴者には)

なにはともあれ、近いです近いです! ディアッカとミリアリアの距離が近いですよ! ディ〜アミリ! ディ〜アミリ!! 再〜会!! 再〜会!!
(やかましい)



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